チームの平均順位と年俸の比例、反比例

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日ハムの球団は限られた予算の中で運営を余儀なくされるので、優勝したりAクラスに安定して入ることでチームの総年俸が増えることは、予算のやり繰りという意味では苦しくなってしまう。

 

だからこそ毎年のように高年俸の主力選手を放出して、それをこれからの若い選手の育成で補ってきた。日ハムが札幌に移転した後の平均順位はパリーグの中ではソフトバンクに次いで2位になっている。でも平均の総年俸は多分4位以下だと思う。

 

普通はチームが強くて勝てば勝つほどソフトバンクのように総年俸は跳ね上がってしまうのに、日ハムは平均順位はソフトバンクに次ぎながら、総年俸は下のほうで済んでいるのは、上記のようなサイクルで総年俸を抑えて球団を運営していることが理由としてある。

 

だから今年のようにチームが下位に沈むことは年俸を抑える意味では球団にとって必ずしもマイナスではないとフロントは本気で考えてしまっている。今のチームに対してファンが怒ったり、他チームのファンが弱いと馬鹿にしたりすることもフロントからすれば、予算が限られてるから、勝ちすぎるのもよくないんだよと内心で本気で思っていたりする。

 

まさに暖簾に腕押しという関係になってしまっている。これが今後どうなるのか。新球場に移転したなら予算の上限も多少無くなるなんていわれているし、そうなれば変わるかもしれないけど、あと3年は今の球場なので運営スタイルが変わるかというとわからない。

 

 

ただ前もいったけど近年3年で2度のBクラスというのは移転直後を除けばずっとなかった成績。ここをフロントがどう考えるのか。いい意味で変わるきっかけにしてもらわないと、少なくとも3年は今のチームの低迷が続くことになりかねない。