調子の上がらない王柏融

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王柏融は7月に肩を痛めて離脱して、8月に戻ってきたけど、復帰後の打率が.135というのは中軸として期待して獲得したチームにとっては痛い。レアードを放出して、空いたサードに近藤をコンバートしてまで、王を獲得してこの成績では正直今年のチームの低迷の大きな要因となってしまったことは否めないと思う。

 

 

前も書いたけど球団が2年、3年のスパンを持って育てようというものがあってレアードを残したうえで、王に少しづつ出場機会を与えていたなら数字を残さなくても今年のチームの成績にそこまで影響を与えなかったと思うけど、王を清宮同様今年のチームの核になるべく球団はレアード放出を始めとしたチーム編成をおこなったので、王、清宮の二人ともに成績が低迷するともう打線を立て直すのが非常に困難な状況になってしまった。

 

 

で来年以降どうするのか。正直今年と同じような、清宮、王をチームの核に据えたチーム編成はするべきではないだろう。結果を残して初めて試合出場の機会を得るような扱いにしないといけないだろうと思う。

 

 

今年1年は初めて慣れない異国でのプレーだったり、台湾からNPBに移籍してのレベルの差に戸惑った結果だからこの成績はしょうがない、来年は今年の経験を生かしていい成績を期待できるという見方もあるだろうと思う。でもそれを今から来年の計算に入れてチーム編成することはできないだろう。

 

 

異国での1年目という意味では今年はブラッシュは結果を出したし、大谷も最初はMLBNPBのレベルの差に戸惑いながらも結果を出した。レアードは前半凄く苦しんだけど後半適応して結果を出した。

 

王柏融だけが1年目だからしょうがないとはいえないと思うし、今の実力がNPBで活躍する上ではまだ足りないことが明らかになったと思う。多分来年は今年のような成績が続くなら出場機会は失われるだろう。ここ数試合はほとんどオーダーに名前が並ぶことも無くなっていることを王自身がどう捉えているのか。

 

来年は生き残りを賭けて、もう一度0から心技体を作り直してNPBに挑戦をしようという気構えで挑んでくるのか。清宮もそうだったけど、期待が大きかっただけに今年の成績は厳しい見方をせざるを得ないが、来年以降の巻き返しに期待していいのだろうか。