実戦の中でのチーム作り

 

去年の日ハムは投手力に不安があったので長打力を前面に押し出すチーム方針を打ち出して、オープン戦では12球団1の本塁打数を誇った。その流れのままシーズンに突入したのだけど、開幕カードの西武戦で3連敗。

 

以降も打線が噛み合わない状態が続いたが、投手陣が思いのほか踏ん張りチームを引っ張ってそれに引きずられて打線も奮起したような形になって、シーズン前の方向性とは真逆のような感じになっていった。

 

以降のシーズンも基本は投手を中心にした守りの野球で勝ちを重ねていった。今年はキャンプインから、投手、守りありきのチーム方針になっていると思う。これから実戦が入ってくる中で、日ハム得意の地味な点の取り方や、堅い守りをより磨いていってほしい。

 

投手も野手も個々がレベルアップすることは当然大事だけど、チームとしての攻め、守りの意識を高く持って、僅差の試合で競り勝てる日ハムらしい戦い方を多くできるようにチームを作っていってほしい。