吉田、柿木の比較

吉田はストレートはずば抜けて凄い分、それ以外の変化球の切れ、精度、コントロールは正直落ちるしストレートがよすぎる分、悪い意味でギャップが生まれてしまっている。1軍デビューするなら、ストレートと変化球のレベルの差を0とはいわないまでも、それなりに差を小さくしないと、下手したら2軍でも苦しむ可能性があるかも。プロの練習で変化球のレベルをどこまで上げられるかが、1軍デビューに必要なことに思う。吉田のフォームは質のいいストレートを投げるのには最適なフォームに見えるけど、同じ腕の振りで質のいい変化球を操るのはもしかしたら難しいのかも。杞憂であることを願いたいが。



柿木は吉田と比較すればストレートは落ちるだろうけど、それでもかなりレベルの高いストレートに見えたし、変化球のレベルは吉田より確実に上という印象を受けた。だからストレートと変化球のレベルのギャップは吉田に比べれば小さい。そのことが完成度の高さ、甲子園で60イニング以上投げて防御率0点台という安定感に繋がっていたのではと思う。



裏を返せばそれが小さくまとまってしまっている、伸びしろが小さいという評価にもつながっているのかもしれない。だから現時点では吉田と柿木は対称的なところがある投手かなと思う。だから二人とも育て方というのは結構難しいという気はする。日ハムは高卒の投手の育て方には慣れているので心配はあまりいらないけど、1年目からあまり過剰な期待は掛けないほうがいいかなとは思う。


https://timely-web.jp/article/2327/ 【キャプテンに聞きました】峯圭汰(創成館)「柿木君(大阪桐蔭)のまっすぐはヤバかった!」