現時点での来季への展望

http://d.hatena.ne.jp/iippanashi/20181031現状のチーム編成


投手陣に関しては、積極的な補強で今年より確実に層が厚くなった。これだけ補強をした上で投手陣が崩れてしまったとしても逆に納得ができるレベル。ドラフト1位の吉田輝星は注目を集めて早くから1軍で投げることを期待されてると思うけど、この層の中だと、開幕から割って入るのは多分難しい。逆に2軍でじっくり育成できるとも思うし、オールスター前後辺りに1軍デビューできるくらいの力をつけてくれれば、チームにとっても大きい。



野手陣に関しては、レアード、アルシアの退団、王柏融以外の大型補強無しという面からやや不安は残る。今年、攻守共に投手の足を引っ張ることの多かった野手陣だったが、今のままだと来季も同じことになりかねないと思う。それを覆すには今年多くの経験を積んだ清水、渡邊、清宮、横尾、浅間らの成長、新加入の王柏融の1年目からの活躍が鍵になると思う。



それに期待して球団もレアードらが退団することになっても、内野手の大きな補強をしなかったのだと思う。若手が伸び悩んでチームが低迷する可能性もあるとは思うけど、今年の経験を土台にして来年一気に主力選手に成長する可能性もあると思う。そこに期待を掛けたい。



基本的には来季は今年と比較すれば選手層も、若手選手らの経験も明らかに増してチーム力は格段に上がってるはず。ただそういう計算通りにいかないことが多いのが、こういうプロの世界でもある。ただ日ハムの場合、チームの解体、再建を繰り返して球団を運営してるので、去年から今年に掛けてのチームの解体、再建、来季に向けて本格的に優勝を狙うチーム作りというやり方に慣れてるチーム。去年から今年に掛けて5位から下馬評が苦しいながらも3位になれたのは球団としては計算通りに進んだという思いがあるはず。多分来季は本格的に優勝を狙うチーム作りをオフの動きを見ても目指してるはず。



補強の感じを見る限り、基本的には打者は繋ぐ野球で1点づつ取った上で、僅差の試合を投手を中心にしっかり守って勝つ野球で優勝を目指していると思う。今年も序盤はそういう勝ち方がほとんどだった。その勝ち方を土台にした上で、全体的に厚みを増して1シーズン安定した戦い方を多くするというのがチームの方針になるのではと思う。派手さには欠けるけど、そういう地味な試合を増やして、相手チームからしたらなんかわからないけどいつの間にか負けてるという感想を持つ試合を増やしていければ優勝に大分近づくのではと思う。