日ハムの中継ぎの今年の振り返り、来年に向けて

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http://baseballdata.jp/8/cgsu.html


中継ぎの防御率は3.19と12球団で一番いい数字だった(2位はオリックスの3.56)。ただ数字ほどいいという印象は感じない。8月以降ばててしまって後半に逆転負けする試合が多くなってしまったことからだろうとは思う。



だから中継ぎ陣の一番の課題はシーズン後半でもある程度コンディション、パフォーマンスを維持できるための体力をつけることになると思う。初めて後ろを任されるような投手が多かったのでその経験の浅さも後半にパフォーマンスが落ちた理由だと吉井コーチはいっていた。来年は今年の経験を生かしたうえでのトレーニングをみっちりやってほしい。



それプラスとして厚みを増すためにドラフトで即戦力を取るなり外国人の補強もする必要はある。トンキンをどう起用していくのかもかなり重要だけど、日本のスタイルにどう適応していけるのか。後半のパフォーマンスだと戦力として計算が難しいが、何かきっかけを掴んでいい方向に向いてくれることを願う。



宮西がFAするかもという話だけど、今のところは残ってくれるものと思いたい。彼がいるといないとでは中継ぎの運用は雲泥の差が出てしまう。中継ぎ陣の数字を見ると全体的に経験がほとんど無いのにかなりいい数字を残してくれた投手が多い。誤算があるとすれば鍵谷がずっと調子が上がらなかったこと。


http://baseballdata.jp/2017/8/cgsu.html


鍵谷は去年は中継ぎ陣の中ではかなりいい数字を残してチームに貢献していただけに今年の不調はチームにとって痛かった。シーズン前に肘の故障をしたことが一年響いてしまったのかもしれない。来年はコンディションを作り直して去年のように1年安定してくれれば、中継ぎの厚みが凄く増すと思う。



来年は今年の経験を生かしてもう一回り力をつけてくれれば、今年以上の安定感のあるブルペン陣が作れるんではないだろうか。日ハムのスタイル的に最少得点差を強力な中継ぎ陣で守り抜くというのが一番得意だし、前半戦はそれが多くできていたけど後半はそれができなかったので、来年は1年通してそういう戦い方ができるように中継ぎ陣には体力をつけてほしいし、補強もしっかりしてバテてきた投手を休ませてあげられるような厚みを作っていってほしい。