堀口対石渡

まず体格的には石渡のほうが少し大きい感じか。堀口は修斗では60キロまで落としてるし、適正はUFCでいうフライ級がやはり適正なのだろう。

石渡は最初は一発カウンターをうまく当てたが、それ以外は堀口の独特のステップで的をうまく絞りきれなかったように見えた。ああいうステップを踏む選手にはただ追いかけるだけでなく、左右のステップを封じるようなプレッシャーの掛け方をしてリズムを崩す必要があると思う。

オーソドックスの選手は左にステップを踏む選手が多いので、それをさせないようにそっちの側からプレッシャーをかけるようなやり方が有効だったかなと。基本的にはただ前に出るだけのプレッシャーの掛け方だったので堀口は左右にステップを踏んでリズムをうまく取っていたと思う。

堀口はフライ級でUFCにいけばすぐに通じそうな気もするが、最近の流れをいうと、リングでの試合はUFCのトップで戦う上ではマイナスに働いてもおかしくないというか、金網で経験を積むことに集中しないと、他の日本人選手同様苦戦しないか不安なところも感じる。最近多い日本のトップ選手のじれんまというか。