10・2大会

メインの王座戦はお互いのスタイル的に石川が判定勝ちするような気がしたが、ドローという結果に終わった。佐藤のスタイルははまると一本取れるが、そうでないとずるずる判定負けしやすいスタイルに思えて、実際序盤は不利だったが、終盤見せ場を作って巻き返した。

ただもうちょっとテイクダウンの攻防を重視していいポジションをキープしていけるようになったほうがいいかなと思うが、そうすると今の関節技を常に狙っていくスタイルが失われてしまうかもしれないか。

近藤は、もうコンディション作りの時点でパフォーマンスが見えてる感じ。いい動きを見せたいといっていたが、体幹が弱くなってるので、手だけ足だけでパンチ、キックを出してるだけであった。

本人は77キロのウェルターでやりたいようだが、80キロ契約でこれでは77キロにいったところで結果は見えている。以前も言ったのだが

一年休養したあとの09年8月の試合では
http://d.hatena.ne.jp/iippanashi/20090808

体がしっかりできており、コンディションがよく、試合での動き、パンチやキックなども体幹から出せていて近年では一番よかったのだが、試合をするにつれコンディションが落ちていき、また悪い近藤に戻ってしまった。

今回の試合では間隔があったためまたいいコンディションに戻ればいいと思ったが、そうでなくて残念だった。このときと同じような練習内容にすれば、このときと同じコンディションは作れると思うのだが^^;。

このときはミドル級契約83,9キロ以下で計量が82,8キロと1キロアンダーなので、まあこのときのコンディションから77キロまで最小限のパワーダウンで落とせるとは思うのだが(トレーナーとかをつければなおさら)、無理なら、ウェルターで戦うことにこだわることもないんじゃないかと自分は思う。


ミドルでこのときの試合と同じくらいのコンディションで試合する近藤のほうがトップ戦線には絡めなくてもずっといい試合ができると思う。

試合間隔をこれだけ空けて80キロ契約で、あのコンディション、試合内容しか残せないのにまた77キロにいったら、やる前から結果は見えてると思う。それでも77キロにこだわるなら、まず09年8月の試合前の練習内容にして、体重調整に関しても、ちゃんとトレーナーなりをつけて、正しく減量できるようにしてほしい。

ウェルター級が適正階級といっても今回や前回みたいなコンディションで試合する意味は、あまりよくわからない。近藤のいい動きを見せたいという言葉も言葉だけになってるし。

09年8月のときくらいのコンディション作りをして初めて近藤のいい動きが見せられるのにそれをしないで試合をする意味ってあるのだろうか。でも83,4キロより下の階級にでるようになって一番いいコンディションが、あんまり総合の経験のない相手との試合っていうのは、ある意味近藤らしいというか、対戦相手でモチベーションが上がったり下がったりすることは、無い選手なのだろうか。