今日の長谷川は減量がきついせいなのか、１Ｒから足があまり動いてなく、反応もよくないように見えたし、ＫＯを狙っているのか、いつもに比較してパンチが大降りでガードが危なっかしいように見えた。解説の飯田氏も３Ｒか今日の長谷川は雑といっていた。そのせいか長谷川の試合の中では一番はらはらしながら見ていた。
結果的には、きれいにＫＯ勝ちしてくれたのでほっとはしたが。最後のＫＯパンチは距離がかなり短いところで後ろのほうの（サウスポーなら左）パンチでＫＯを奪ったがああいうパンチは打てる人はかなり少ないと思うというか、ああいうパンチが打てる選手と打てない選手の違いがあると思う。あの短い距離で構えたところから変に引いたりせずそのまま最短距離を体幹の力をコンパクトにパンチに乗せて打つという打ち方は、相手選手にとっては一番よけづらいパンチの一つだと思うので、凄くいい技術だと思う。
あの打ち方は前にも書いたのだが、まずどんな状況でも常に力み無く正確に立つという立ち方（胴体力の考えでいえば股関節で地面をとらえた立ち方）ができる上で、これも胴体力の考え方の一つの内捻りという動きで体幹の力を正確にパンチに乗せるという打ち方を伸ばしていけば多くの選手ができるパンチの技術じゃないかと自分は思う。もちろん長谷川と同じレベルというのは難しいとは思うが。
