井上陥落、真騎士戴冠
真騎士の瞬発力は凄いものがあるけど、また荒削りというか経験不足な気がしたので井上が有利かなと思っていたが、井上を圧倒し王座奪取。このキャリアの浅さで井上に完勝するのは凄い。どこか好きになれない部分もあるが試合自体はアグレッシブでおもしろいので、戦極でもパンクラスでもどんな試合を今度するか楽しみだ。対して井上にとってはかなり痛い結果だが巻き返しに期待。
竹内王座防衛も苦戦、佐藤王座奪取ならずも竹内を苦しめる
これも意外というか竹内が押さえ込んで完封に近い形で勝つのかと思ったら、佐藤がかなりいけいけで押し、途中グローブが目に入った?のをアピールするもスルーされて巻き返されてしまい惜しくも王座奪取はならずという試合だったらしい。これは竹内の力が落ちてるのか、佐藤の力が凄く上がってきているのか。
近藤KO勝利で復帰戦飾る
近藤がKOで復帰戦を飾るも、相手がかなり格下の相手ということで結果、内容だけでは近藤の復調具合ははっきりとはわからずという感じらしい。ただ前日計量のときもそうだが、今回の試合の体つきを画像から判断するに、近年では一番グッドシェイプなのは確かだと思う。フィリピンでのリングオブファイヤーの試合を除けば(このときはジョシュのもとでトレーニングした結果そこそこのシェイプだった)、近年ずっとたぶついた体つきでベストコンディションにはほど遠い状態が続いたが、今回の試合では日本では本当に久しぶりといっていいくらいそこそこのコンディションの近藤が見られたと思う。
これは休養を取って充電したせいなのか、それとも練習内容、環境を変え、例えばフィジカルトレーニングを見てくれる人をつけるようにしたとか、自発的にフィジカルトレーニングに力を入れたせいなのか。まだ十分なコンディションとは思わないが、久しぶりに日本でコンディションがそれなりの状態での(イアン戦とか佐々木戦とかひどすぎた)近藤の試合が見れたというのは凄くよかったと思う。正直なところをいうとまだフィジカルトレーニングの量は十分とまでは思わないので(リミットから1キロアンダーだし)、次の試合までにはまたそこに力を入れて欲しいなと思う。
今後のパンクラスミドル級という意味ではまず正規王者竹内と暫定王者近藤の王座統一戦が最優先されるだろうし、時期的には竹内のダメージが間に合うなら10月のディファ大会、厳しいなら12月のディファ大会という感じか。それ以外でいえば10月大会でKEI山宮が出場するようなので、金井や今回王座奪取はならなかったとはいえ、評価を上げた佐藤なんかとの対戦という感じで回していけば、結構おもしろくなっていくのかなと思う。