2009日本トーナメント感想

ハヤトはもう期待するのは難しそう。
TASTUJIは体格的にこの階級じゃ難しい。MAXで生き残るには60キロまで落とすしかないと思う。
アンディは体重落としてない上にあの内容じゃちょっと。

小比類巻は優勝したが特に変わったようには思えなかった。パンチが強くなった、うまくなったみたいにいわれるが、外から回すような打ち方(脇が開いてるという指摘をする人がいた)ばかりでコンパクトに内側を打ち抜くパンチが全然出来ないのは問題があると思う。クリンチばかりなっているのを魔裟斗は「怖いんじゃないですか?」といってたが中間距離で打ち合う技術が無いからパンチの攻防になると、逃げ回るかクリンチするかになってしまうんじゃないだろうか。優勝したが特に次見たいとは思わなかった。

城戸は、あの待ってカウンターを狙うスタイルが以前から嫌いだったのだが、体格があって身体能力は高そうなのでうまくはまればトップクラスに通じる選手に思えるのだが、この日に関しては元気が無かった。相手の日奈太がサウスポーのキッカーということで今までやったことないスタイルだったので、完全によさが殺されてしまったのかもしれない。

準優勝した山本は確かにあれだけダメージを受けてもひるまず前に出るガッツは素晴らしいがこの選手も如何せん体格的に70キロじゃ難しいと思う。今回準優勝したが去年やそれ以前と比較して特別変化は感じなかった。

長島自演乙は、以前の印象だと荒削り過ぎて上までいくのは難しいような気がしてたが、独特のスタイルでHAYATOをKOし、山本戦もダウンを取られたが内容的には押してたように見えた。まだキャリア的にも、フィジカル的にも伸びしろはすごくあると思うので、その辺の練習環境(特にフィジカル)をしっかり作っていけば、もう少しいいとこまでいけるような気がする。ただあのスタイルでトップまでいけるかというとどうかなとも思うが。

自分的には今後の伸びしろも含めてトップに一番近い選手は日奈太に思えた。あのサウスポーのキッカーというのはMAXには今までいなかったし、そのスタイルを高めていけば相手にとってはかなり脅威になるんじゃないだろうか。フィジカル的にもまだ伸びしろがありそうだしその辺も(今は魔娑斗についてる土居トレーナーについてもらってるとか)上がっていけばかなり楽しみな選手に思える。

選手的にはそんなとこでそれ以外で気になった点としては、MAXのCMは割と普通のCMが多いな〜と思った。DREAMのCMはパチンコばかりでうんざりしてしまうのだが、その辺で違いを感じた。DREAMはできる限りオールスターの選手を出しても、ゴールデンで放送できないこともあるのに、MAXは日本人だけで(まあオロゴンとかいるが)、ゴールデン放送されてるのを見てMAXを一人で引っ張ってきた魔娑斗はやっぱり偉大な選手だなと思った。

最後にリザーバーの選出についてだがリザーバーが上がったり、敗者が上がったり、大会毎に違うような気がする。テレビ的に知名度の無いリザーバーより敗者を上げたほうがいいのかもしれないが、今回負けて上がった城戸は肉体的にダメージを負ってだけではなく精神的に出れる状態では無かったように思えた。それでも出られるか?と聞かれれば出るといわざるを得ない部分があって出たんだろうが、結果KO負けしダメージが心配になるくらいの負け方をしてしまった。MAXは内容的にもイベントの運営的にも大きなプロモーションの中では一番くらいのものがあるとは思うが、この辺は選手の安全面も考えて改善してもらいたいところだ。