郷野がkamiproで戦極２陣の試合評を書いていたが、もちろん近藤ｖｓホジャーについても書いており、この試合に関しては近藤に絞って書いていた。内容は近藤（呼び方は近ちゃんだったが）には思い入れがあるし、いつかコラムでも書きたいが、山宮戦でも感じたが、どうやって勝ちに結び付けたいというものが見えない。彼は感じるままに戦うといっているが、それは裏を返せば無策で試合に臨んでいることではないのか？それの限界がきているのでは？と書いていた。まあかなり書けるスペースが少ない中で書いてるし、コラムでもいつか書きたいと語っていることからも近藤についてはもっとああしたほうがいい、こうしたほうがいいというのを郷野なりに思ってるのかもしれない。近藤と二度も戦い、総合について知り尽くしている郷野はある意味じゃ近藤に一番的確なアドバイスができる選手なのかもしれない（立場的に難しいんだろうけど）。
ただあくまで自分個人的には近藤の不調の原因はそういう戦い方や技術では無く、コンディションの低調さが８割前後不調の理由を占めていると思っている。その件については何度も書いてるのだが、今のコンディションでいくら近藤が重視するボディコントロール、そして技術、対応力を磨いたところで、はっきりいって伸びしろというのはほとんど無いというか、今の不調から変わることはほとんど無いのはイアンナイ戦から一連の試合内容、コンディションを見れば明らかだと思う。次の試合でも、大して練習環境、内容を変えず、似たコンディション、体つきでリングに上がったなら、その時点であまり試合内容には期待できないだろう。
近藤に必要なことは、以前の船木や、ＲＯＦの前のジョシュのようにフィジカルを追い込んでくれる人間を常時つけてコンディションを最高に高められる環境を作ること。そのコンディションを作ったうえでボディコントロールを磨いたり、テクニックを磨くことで初めて近藤ができうる最高のパフォーマンスを出すことにつながる。前もいったがそのパフォーマンスを出した上で負けたなら、誰もとはいわないが、残念に感じるファンはかなり少ないと思う。近藤のコンディションは悪いと何度も書いているが、長年のダメージや故障の蓄積はどっちかというと少ない部類の選手だと思う。だからこそしっかりトップコンディションを作って試合に臨んでほしい。もうパンクラスの会社が命令に近い形で誰かコンディショントレーナーをつけるだけでも、近藤の調子は一気に上がるはずだと思うのだが、なぜそういう形を取らないのかここはかなり疑問が残るところだ。繰り返しになるが山宮戦前と大差ない練習環境、内容で似た体つき、コンディションでリングに上がったならその時点で試合は見えてると思う。山宮戦、ホジャー戦とは明らかに違うコンディション、体つき（最低ＲＯＦと同等クラスのコンディション）でリングに上がる準備が出来るまで近藤に試合をさせないくらいのものを姿勢としてパンクラスは見せてほしいところもある。
