5・11DREAM3追加カード

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/column/200805/at00017118.html

<DREAMウェルター級チャンピオンシップ代表者決定戦>
ニック・ディアス
井上克也

<ミドル級グランプリ1回戦>
ジェイソン・ミラー
柴田勝頼

<ミドル級グランプリリザーブマッチ>
メルヴィン・マヌーフ
キム・デウォン

<ライト級ワンマッチ>
中村大介
チョン・ブギョン

【追加出場選手】

山崎 剛

最初にこのカード聞いたときはなんかの間違いかな?と普通に思ってしまった。ついこの前ライト級で試合した井上がディアスと戦うというのもあれだし、個人的にはヘビー級が1つ、二つ追加されるのかなとも思ってもいた。ミドル級に関しては、なんでマヌーフがリザーブで柴田が本戦なんだという突っ込みはわかるが自分はこっちのほうがいいと思っている。仮にマヌーフvsミラーを組んで本戦にして、リザーブで柴田vsデウォンと組んだなら、田村が負傷でGP撤退した場合、リザーブマッチの柴田vsデウォンの勝者が二回戦に上がってしまい結果その二回戦の相手はかなり有利になってしまう。そうなるくらいなら柴田vsミラー(実力差のある一回戦は他にもいくつもあったし)を本戦にしてミラーが99%勝つだろうし勝ち上がって、田村が出るなら出るでいいし、欠場した場合はマヌーフvsデウォンもマヌーフが勝つだろうからマヌーフが勝ち上がっていけば二回戦はかなりいいメンバーが出揃うことになるし。

それ以外のカードのほうが自分的にはどうなのかなと思う。まず井上vsディアス。ディアスといえば五味に一本勝ちしたイメージが強いので日本でも受ける選手だとは思うが、相手の井上はライト級に転向したばかりの上に、つい先日試合したばかりの選手。その選手をウェルター級で使うというのは、ディアスの噛ませ犬としか思えないマッチメークだ。すごくDREAM的というかPRIDE的というか。井上的には確かにチャンスではあるが、ライト級に転向するためにパンクラスウェルター級王座を返上して2試合後にウェルター級に戻るというのも、なんだかなという感想を抱く部分もある。準備期間も少ないし、適正な階級でも無いので井上が不利ではあると思うが、仮に負けたとしてまたパンクラスのライト級に戻るのか、勝てばもちろんウェルター級で継続参戦なんだろうし、負けてもアピールできる内容ならDREAMライト級に戦場を移すことになるのだろうか。正直井上にあまり興味が無いのでどっちでもいいところもあるが。他の選手になるが井上と同じくパンクラスを主戦場にしていたが抜擢されDREAMに上がった水野の次の試合の場所はどうなるのか。

中村vsプギョンはお互い極めにいく選手だし、中村は池本から一本取ったりする実力者なので噛み合う試合になりそうだが、失礼ながら中村もあまり興味のある選手でもないので、この試合への興味もあまり無い。追加選手になった山崎も、グラップラーとしてはそこそこいい選手かもしれないが、自分的には、適正階級がバンタム級と思われる志田に完封される時点であまり実力を評価してないので、興味があまり無い選手。一ついえるならグラバカ所属選手がDREAMに参戦したということは、山崎以外のグラバカの選手が参戦する可能性も出てきたのか?という意味ではニュースともいえるが。急にいろんな意味でDEEPなカードが追加されてきたが、プライドファンの受けが気になるところ。

しかしこの一連のカードで埼玉スーパーアリーナであのチケット料金、PPVも3150円というのは正直どうなのだろうか。有明コロシアムあたりの一万人前後の会場でチケット料金は武士道の設定、PPVは2100円が妥当なところのような。前回のDREAM2はそれなりにまとまったいいイベントだったと自分は評価しているが、DREAM3の陣容でこのイベントの規模はさすがに無謀に思えてしまう。