カード発表の早さ、遅さ

DREAM、そして旧PRIDEはカード発表が遅い(遅かった)といわれるが、これもトーナメント偏重の運営になって組み合わせだけでなく、勝ち残りを考えたり数合わせのメンバー探しが大きな原因かなと思う。直前のカード発表でのデメリットは片方の選手がプロモーターから組むよといわれていて、試合の準備は万端なのに、相手選手は直前オファーされ準備もままならないまま試合に臨むことになり、コンディション的に有利、不利も出てしまう。仮にそういう直前オファーをコンディション的に厳しいと断ったら、もうオファーが来なくなる心配も出てくるし、しょうがなく受ける選手も数多くいたんではないだろうか。

総合のプロモーションで比較してUFCなどがかなり早い段階でカード発表するのは、まあ資金の余裕と選手層の厚さがあって初めてあれくらいできるのは確かにせよ、PPVを売るためのプロモーション期間を十分取るために早いカード発表をしているとか。プライドなんかでよくある大会直前のカード発表は、プロモーション的にはどうなのか。大会間際に発表してまた注目度を高めるという可能性もあるような気もするし、早めに発表して、長い期間を掛けて色んな面から(プロレス的な舌戦とかも含めて?)煽っていくやり方のほうがいいかなとも思う。ただ基本的に大会間際で決まるカードは大したことないカードが多い傾向はあるが。またまとまりの無い文章になってしまったが、トーナメント偏重の大会運営がカード発表の遅さに繋がっているところがあるような気がする。もしトーナメントをやるならコントロールしやすい8人参加、それ以外は注目度の高いワンマッチを中心のマッチメークが総合の大きなイベントには向いていると思う。

総合ではと書いたが、K-1なんかはトーナメント中心なのに割と早い時期にマッチメークを決めているし、色々叩かれることが多いK-1だがこの辺はプライドなんかと比較して評価できると思う。K-1の場合トーナメントの選手を集める前に世界中で予選がおこなわれており、世界中で代表を決めてから世界トーナメントをおこなうというシステムはかなり評価できるものだと思うし、トーナメントのカード発表が大会の日からかなり前なのも評価できる。プライド、ドリームのトーナメントはK-1と比較すれば興行面が重視されているのは否めないんじゃないだろうか。だからこそDREAMはワンマッチ中心か、トーナメントやるなら厳選した8人参加で、なるべく迅速にカード発表できるようなスタイルを目指してほしい。