前日会見、計量から色々

http://gbring.com/sokuho/news/2007_12/1230_k-1_03.htm
ダイナマイトのほうは前日計量の結果がしっかり載っている。まず気になるのはやはりヤヒーラの計量失敗。二回目の計量でもミスし、最計量でも800gオーバーのため、ファイトマネー30%没収。減点1からスタートということらしい・・・。ヤヒーラとしては、WECの大会で一度今回と同じ契約体重でクリアできたので今回受けたんだとは思うが、コンディション調整のしやすいアメリカではなく、日本の試合でこの契約体重を受けた時点でミスだったように感じる。この試合は63か64キロ契約くらいだと思ってたので、まずその61,2キロという契約体重に驚かされたし、ヤヒーラは案の定計量に苦戦してしまった。試合前の予想ではKIDがなんとなく不利に感じていたが、ヤヒーラに日本の試合において61,2キロ契約を飲ましたのは、なかなかやり手なように感じる。これでコンディション的にはKIDが有利になったか?

他の選手で気になるところは桜庭が83,1キロ、船木が84,1キロというところか。桜庭は前回の柴田戦でも83キロ台とリミットをかなり下回っていたが、コンディションはよさそうだし、この辺りの日本人選手とやる分にはパワー面でのマイナスはそんなには無いか。船木に関しては、試合四日前くらいで87キロくらいだったので、直前に水分をカットして、ぎりぎりで計量をパスするかと思ったが、900グラムアンダーでパスということは当日体重が戻ることもあまり無いと思うのでナチュラルの体重はほとんど同じ選手同士の戦いということになるか。船木はパワー面を生かしてぎりぎりの体重で計量をパスしたほうが有利かなとなんとなく思っていたが、7年ぶりの試合となるとパワーより当日の体調、動きのほうが重要になるかもしれないし、減量に気をあまり回さないで計量をパスするほうが船木にはいいかもしれない。

そして一方のやれんのか!のほうは契約体重、選手の体重に関しても自分が見た範囲では発表は無し。これはちょっと頂けないと思う。ばたばたしててそこまで気が回らないということなのかもしれないが。全員計量はパスしたようだが、契約体重も体重の数字もわからないとなると選手の事前の状況を読みづらくしてしまうし、運営をしてはペケだと自分は思う。ブログなどで長谷川は76キロで計量をパスしたとあるのでマッハvs長谷川は76キロ契約だろうということはわかったが。

まあおそらく青木、川尻、石田の試合は70キロ契約(あるいは70,3)だと思う。自分が気になるのは、三崎vs秋山、瀧本vsブスタマンチの2試合。プライドウェルター級契約の83キロなのか、HERO’Sライトヘビー級契約85キロなのか、ネバダ基準のミドル級83,9キロなのか。後者の瀧本vsブスタマンチに関してはあまり影響は無いだろうが、三崎vs秋山に関してはどの設定になるかで個人的には結構有利、不利が出てくると思うので、事前に発表してほしかった。もしかしてフリーウェイト契約だったりするんだろうか?

会見の様子が動画で見られるので
http://www.yarennoka.com/news/detail.php?id=1199006769
これを見る限りお客さんが一番ヒートしそうなのはやはり秋山の試合になりそうか。秋山に関しては若干のブーイングも。お客さんの気持ちを扇動する上では佐藤Dの煽りVは秀逸の出来になっているが(決して褒めてるわけではない)、果たしてどういう内容のVTRになるか。これ次第でまた試合の空気が決まってくるところがあるかもしれない。