http://mmajunkie.com/2007/09/18/ufc-78-tamdan-mccrory-vs-akihiro-gono-awaiting-signatures-mmajunkiecom-exclusive/
１１月１７日のＵＦＣ７８に郷野の参戦が噂になっているらしい。郷野といえば拳の手術をして、現在試合ができるコンディションに戻そうとしてる段階だが、二ヵ月後の試合に間に合うのだろうか？ＰＲＩＤＥ日本人ファイターのＵＦＣ参戦といえば、吉田道場に中村カズ、小見川に続いてになるが、郷野参戦の経緯もＰＲＩＤＥとズッファの関係からオファーされたのだろうか。
ＰＲＩＤＥ活動停止でグラバカのＨＥＲＯ’Ｓ参戦を期待する人もいただろうけど、先日の大会でライトヘビー級でフィーチャーされた試合といえば桜庭ｖｓ柴田とミノワマンｖｓヒクソンの弟子の二試合だった。この流れにキャラが地味で地味に強いグラバカを入れるのはプロモーター側から考えれば自分は無いなと感じた。元ＰＲＩＤＥ組であるなら金メダリストの瀧本のほうになると思う。
となるとグラバカは自然とＵＦＣ参戦の可能性が高そう。ただ怪我で試合できるコンディションかどうか微妙な郷野のオファーが先で、特に怪我も無く、ＰＲＩＤＥ二冠王者ダンヘンを破り、喧嘩でフィリョに勝ち、カーンに勝ってウェルター級ＧＰを制した三崎の名前が上がらないのは自分にはやや不自然には思える。あのシャドーボクシングスタイルがズッファのお気に召さないのだろうか？プロモーションをするだけなら、ＧＰ王者の三崎のほうがしやすいのは確かにも思えるが。ズッファはミドル級での参戦を希望、三崎はウェルター級というところで折り合いがつかないとかかもしれない。
三崎と郷野といえばアウトボクシングスタイルを磨いて、ＰＲＩＤＥで結果を出してきたが、意外に対グラップラーの対応力が以前に比べて伸びているかというと微妙なところもある。三崎はＧＰを制したもののフィリョに完封されただけでなく、階級下の解説者トリッグにも完封されてしまっている。郷野に関しても、中堅の打撃系を立ち技でアウトボックスして勝つことはあっても、グラップラー相手にタックルを切って打撃で勝つ試合をあまり見せたことは無かった。その辺がＵＦＣで仇になる可能性もある。そしてＰＲＩＤＥ王者ミルコがＵＦＣで苦戦したように、金網、肘ありの経験不足が出ないとも限らないし、アメリカでの興行では、ＰＲＩＤＥでやってたときよりはファンやプロモーター、ジャッジがアウトボクシング戦法を評価しない可能性も高い。そんな勝手な見方を覆して、神の階級といわれるＵＦＣウェルターで活躍することができるか。
グラバカといえばボス菊田の試合の噂はトンと聞こえてこない。ＨＥＲＯ’Ｓには呼ばれないだろうし、近藤に負けた後特に実績も積んでない上に、一度近藤との王座戦をドタキャン、その後近藤とはやりたくない桜庭さん、美濃輪選手とやりたいと言い放ち、パンクラスファンから総スカンを食い、その後近藤とドロー直後のレノグを狙うというあざとさでさらに悪印象を与えてる以上近藤との王座戦も無いだろう。菊田はＰＲＩＤＥが休止状態でおいしいオファーも来ず、田村さんみたいにＨＥＲＯ’Ｓに誘われることも無いだろうから、玉砕覚悟でＵＦＣミドル級に参戦したらどうかと思う。あの塩漬けスタイルは意外とＵＦＣで結果（つっても塩漬け判定勝ちだけど）を出す可能性は自分はあるように思える。テイクダウン力にやや不安があるが（もちろん打撃も）。なんとなくまたおいしいオファーが来るのをひたすら待ってるような気がするので、しばらく試合はしなさそうか。
