ゴン格、格通から、そしてそれ以外からも色々

まず格通の表紙が船木とミノワマンというのは?今の二人は格闘技からはある一線を引いてるような選手に思えるので、その二人が表紙にきちゃうのはちょっとどうなのかと思ってしまった。格闘技雑誌の表紙はキャラクター先行の注目のされ方で無く、選手としてのパフォーマンス重視で選んで欲しい部分があるので、そういう意味ではこの二人の表紙は違うように思えた。

ゴン格のほうのインタビューで、三崎は今までは無理やり体を大きくしてた部分があった。75キロまで落とそうと思えば落とせるとも。同じくグラバカの郷野も77キロ級でやれると発言していた。この二人は77キロ級に本格転向しようという考えなのだろうか。77キロで戦う場所といえば、PRIDEが活動停止状態である以上UFCか、WECくらいに限られてくるが、そちらに照準を絞るのかあるいは、PRIDEが復活したなら77キロ級で戦っていこうという考えなのか。

今後UFCやPRIDEの84キロ級で戦う気はもしかしたら、この二人にはあまり無いということなのかもしれない。郷野はもしHERO’S85キロ級で試合するなら82キロくらいで試合するかもと語っていた。82キロくらいというのは、ある意味77キロ級の選手の試合当日くらいの体重なわけで、この発言も郷野の適性階級が77キロくらいという表れなのかもしれない。

次戦エリートXCでタイトルマッチ経験者ビラセニョールと試合が決定している福田のインタビューで、82キロ(パンクラスミドル級)は減量がきつい。これからは84キロクラスに照準を絞りたいと。エリートとはまだ契約が残ってるようだが、パンクラスへの参戦はどうなるか。ライトヘビー級に参戦して、近藤や川村と絡んでくれるとこの階級が盛り上がりそうだが、もうパンクラスに参戦する気はあまり無いかもしれない。

雑誌ネタと離れて、ボードッグニュージャージー大会の配信が始まったが、今までのテレビ大会同様小出しにしていく形で今はアルバレス対リーが放送されているだけ。近藤の試合の放送は最後で10月になってからのようだ。少しだけ近藤の試合映像も流れててやはり圧力で押される展開だった。プラングレーのパワーが凄いのもあるだろうが、それ以上に近藤の体つきの寂しさが目に付いた。大分前のインタビューでナチュラルウェイトで戦うにしても84キロくらいが一番いいと思うと発言していて、多分今回の試合当日の体重もそれくらいだったんじゃないかと思う。

その体重になれば確かに動きやすくなるとは思うが、体重、筋力が減った分体幹、軸の力が格段に弱まってしまい対応力やバランス、圧力が格段に落ちてしまうと思う。今でも84キロくらいが一番いいと思って、ウェイトトレーニングなどをあまりせずその近辺の体重を維持しているなら、以前の近藤の動きを期待するのは難しいように思える。

ナチュラルウェイトで87、8キロくらい(最近のぶよぶよのではなく2003年、4年前半当時並の体の張りで)のコンディションを取り戻すかつ、84キロで試合するなら、そのナチュラルウェイトから、試合当日、前日の水分カットで計量をパスするというコンディショニングをしようとしない限り、調子のいいころの近藤を期待するのは難しそう。いつになるかはわからないが次の試合のときには、多少なりともコンディションの上向きを感じさせる体つきになっていてほしい。