現時点でのライトヘビー級の陣容は桜庭、秋山、田村、柴田、大山、船木、ミノワマン、金、マヌーフ、ユンドンシク、ベルナールアッカ、ハレックグレイシー、ホイスグレイシーあたり。以前出場していたホドリゴ、クラウスレイ、ニュートン、スミルノヴァス、石沢、高橋あたりはこの階級の枠が増えてきた分再出場は微妙になってきたか?ルックスがよくて、アーツなど大きいが総合の技術の低い選手を倒してポジションを得ていた大山も、似たキャラクターのミノワマン移籍で、HERO’Sのポジションが微妙になってきたかもしれない。
噂段階とはいえ、桜庭の相手にデニスカーンの名前が上がってるらしいが、カーンがHERO’Sに来れば、ルックスといい試合内容といい、マヌーフみたいな穴も無い完成された実力といい絶対的なエース外国人選手になれると思う。日本人で勝てる選手はちょっと思い浮かばないので(あくまで万全な体調の場合)、日本人選手を売り出したいHERO’Sという意味ではマイナスな部分も無いでは無いがミドル級もカルバン、シャオリンと超強豪も集め始めているので、強すぎるから取らないでおこうという考えは今のHERO’Sには無いと思うので条件面での折り合いがつけば来る可能性も十分ありそう。
岡見の名前も谷川Pは挙げているが、岡見はもうしばらくはUFCに専念しそうか。何度も書いたが、この階級で気になる日本人勢ではいえばGRABAKA勢、郷野、三崎、菊田あたりになるが、谷川Pが、強いがキャラも試合内容も地味なこのへんの選手の獲得に乗り出すのか。上に上げた日本人勢だけでかなりの人数になり始めたし、この辺の選手を獲得して上記の日本人選手に当てると地味に完封して勝ってしまう可能性も大なわけで、そうなるとこの階級が機能しづらくなってしまう可能性もあるし。その辺りも谷川Pのさじ加減一つになりそう。
最後は願望になってしまうが、GRABAKAを一網打尽したときのパフォーマンスを近藤が取り戻した上でならこの戦線に入ってもおもしろいと思う。近いうちに調子を取り戻せるかというと難しそうではあるが。同じパンクラスの川村も体重的には多少の減量が必要とはいえ難しくはないだろうし、可能性的にはあるんじゃないだろうか。
HERO’Sが中心にしていくんじゃないかと考えられるミドル級、ライトヘビー級、そして新設が噂される65キロ級は日本人を中心に据えることができるという点でUFCと被らない(被る部分ももちろんあるが)という利点がある。その利点をとりあえず生かして興行を展開していきそう。
93キロ級は日本人は実質中村くらいで(吉田は対ヴァンダレイシウバ限定?)他の選手は外国人が中心なので、HERO’Sはこの階級に関してはUFCと張り合う気はなさそう(ソクジュ、アリスターを獲得するという噂もあるが)。ガッシアを獲得した77キロ近辺も、ガッシア一人をその近辺の契約体重で戦わすか、ライトヘビー級で戦わすかで積極的に動かす気は無さそうに思える。
ヘビー級に関してはヒョードル獲得に動いてるという話もあるし、アレキサンダーも出場の噂があり、ハリトーノフもゴールデングローリー(以下GG)入りしGGはFEG興行への出場が多いことからHERO’S参戦するという見方もある。他の選手でいえばUFC−PRIDE連合と決別したジョシュも、先がいまいち見えづらいボードッグよりHERO’S参戦の可能性もありそうには思える。日本人選手でいえば藤田あたりも。この辺の選手を集められるならヘビー級に関しては積極的に動かしていく可能性は十分ありそう。ただ現状のHERO’Sの興行の規模では当然難しいのでPPVをつけて、そして会場への動員数も増やすいわゆるPRIDE化が必要になってくるが・・・。