ミノワマンと藤田の動向

PRIDEがUFC傘下に入ってからの、この二人の動きがどうなっていくかについて、ちょっと書くのを忘れていたので少し考えてみた。まずミノワマンに関してはPRIDEに動きが無くても佐伯代表との関係からDEEP系で試合をすることには困らない。だが当然今までのような大会場で注目を浴びる状況では無く、後楽園クラスでの試合に限定されていってしまう。その状態でとりあえず我慢して、PRIDE復活を待つのか、注目度の高い場所へ参戦することもありえるのか。

注目度の高い場所といえばHERO’Sになってくるが、ここなら美濃輪お得意のデカブツ退治的な試合も組んでもらえるだろうし(K−1ファイターがいる分相手には困らない)、体格的にもキャラクター的にもHERO’Sライトヘビー級参戦は凄く美濃輪には合うだろうし、自分が谷川Pだったら美濃輪は欲しい選手の一人には思える。例えば強くても試合内容もキャラも地味なGRABAKA勢よりはHERO’S的には使い勝手もいいだろうし。

田村がHERO’Sに参戦したことで佐伯氏との関係に影響があったりするかと思ったが、以降の関係などを見る限りそれは無いようだし、美濃輪もPRIDEとの契約に問題が無いなら、近いうちにHERO’S参戦の可能性もかなりありそうには思える。

そしてDSE体制のPRIDEの最後を任された藤田は、ミノワマン以上に今後の動向が見えてこない。藤田のホームページを見ると最近は藤井克久とトレーニングをしたようだ。藤田はミノワマンのようにDEEP系で試合することは無いだろうし、PRIDEが開催されないなら試合をするのがかなり難しい状況になってしまう。

PRIDEが一向に開催されるメドが立たないでとりあえず藤田の試合を組むならUFCに単発参戦さどをさせる必要がある。それを藤田が受けるのか、あるいは出戻りの形になるが、HERO’Sに再び参戦するか。HERO’Sがもしヒョードルなどを獲得しようとするなら、ヘビー級にも力を入れようという考えだろうし、それならヘビー級の日本人スター藤田は欲しい選手の一人になると思う。時期的に考えて9月大会参戦とかは無いだろうが、大晦日ダイナマイトに藤田参戦という形でK−1に戻る可能性は結構あるようにも思える。

一向にPRIDE復活のメドが立たないならPRIDE日本人ファイターのHERO’S流出はさらに続く可能性は十分あるように思える。それを阻止するならPWW、ズッファ社の日本人のケアがかなり必要になるんじゃないだろうか。早めにUFCで試合を組むとか。今年の大晦日ダイナマイトは、元PRIDE組が結構な数出場するような大会になるのか、それともその頃にはPRIDE復活の形が多少なりとも見えているのだろうか。