近藤とプラングレーの体格差?

GONKAKUに近藤とプラングレーに体格差があったと書いてあって、実際そうだったと思う。プラングレーはパンプアップした198ポンド(およそ90キロ)から絞って84キロにしてるという。その選手と比べて今回の試合の近藤では確かに体格差はあった。がそれは相手選手との問題というより近藤自身のコンディショニングの問題が大きいと思う。

近藤が一番がパンプアップしてパワーがあったころは郷野戦のころで体重的に88,8キロ。ここからコンディショニングのうまい選手なら、計量当日、前日に、食事量と水分量をぎりぎりまで制限して、サウナや、サウナスーツを着て走ったり運動することで汗を流して水分をできるかぎりカットしてぎりぎりで計量をパス(もちろんコンディションそのものを崩さないように細心の注意を払いながら)。そして計量後にいっきに食って、飲んでを繰り返して(急激にやりすぎると内蔵に負担が掛かるらしいので、それなりにやりかたもあるらしい。亀田や菊田はそれで一度失敗したとか)、体重を一気に戻すという方法を取ってウェイトコントロールをしている。

北岡も80キロから計量前日、当日で75キロにして、試合当日はまた80キロにしている。凄く仮定だらけの話だが郷野戦当時のコンディションの近藤がこのやりかたをもししていたなら、プラングレーを前にしても体格差は最小限だったと思う。近藤はそれ以降87キロ前後で試合をすることが多くなったが、それならそのコンディションを作った上で、直前の水分カットをすればほぼナチュラルなコンディションで84キロでも試合できる。近藤の場合はナチュラルなコンディションも一番いいときに比べれば明らかに悪いし、試合時の体つきを見ても、直前の水分カットをして試合時に体重を戻して試合をしてるようには思えない。このあたりのコンディショニングが近藤の不調の第一の原因だと自分は思う。もちろんテクニックや試合運びも理由にはあるだろうが。そう考えると近藤は相手うんぬんよりまずは84キロ級でベストパフォーマンスができるようなコンディション作り、体重調整を中心に考えていく必要があるように思う。まあ何度も書いてる繰り返しだが。