リデルvsジャクソン

大分前だが予想
下馬評ではリデル有利だったと思うし、自分もそう予想してたが、ジャクソンが秒殺KOで、新王者に。試合展開的には前回の試合と同様、ジャクソンが詰める、リデルが距離を取る展開だったが、前回同様リデルの有効打は無く、ジャクソンが、2分も経過する前に決定打をヒットさせ、ジャクソンが勝利した。リデルはガードが低く、メッツアー戦、前回のジャクソン戦とパンチをクリーンヒットされぐらつくシーンが多かったが、グラップラーの相手が多かったためそれが原因で負けることが少なかったということだろうか?

リデルとしては多少しょっぱい展開になっても、ひたすら距離を取ってロングレンジからのジャブやローキックを繰り返すヒットアンドアウェイ作戦で、長い試合展開にしたほうがよかったかもしれない。ジャクソンは、苦手とされる首相撲による攻撃がリデルには無いので、前回同様完勝できたということはリデルは相性のいい相手であったのだろう。コンディション、モチベーション的にも心身ともに疲弊していたPRIDE末期とは違い、かなりいい状態ではあるだろうし、初めてビッグタイトルを獲得してくれたのはファン的には嬉しい(PRIDEが強豪と連戦させてボロボロになっていたのに、そこを無視してもうジャクソンいらねとなっていた選手をPRIDEファイター扱いしてUFCに一矢報いた的に扱うのは?だが)。

次期挑戦者にダンヘンが噂されてるらしいが、ピークを過ぎた上にライトヘビー級は適正で無い階級だし、シウバに勝ったのも、コンディション不調をつけた部分が大きいと思ってるので、興味は個人的にはあまりわかない。ピークを過ぎてるのにも関わらず、PRIDE二階級王者になってしまったり、微妙な判定にはやたら強かったり、ある意味では勝ち運の凄くある選手とはいえるんだろうけど。二階級王者がUFCライトヘビー級に挑戦となると、PRIDEミドル級、そして一度も防衛戦が行われたことのないPRIDEウェルター級の存在が放置されないか心配になる部分もある。