PRIDEアメリカ大会について

最初にPRIDEがアメリカ進出したときは、PPVがバカ売れして規模が爆発的に拡大するUFCに対抗するためというのが理由にあったと思うんだけど、その相手、UFCに買収されUFCの傘下に収まった今PRIDEのアメリカ興行は意味がかなり違ってくるような気がする。

まだ新体制の発表もされてないけど、色々情報みる限りはほぼUFC(ズッファ)主導で運営されると思われる新生PRIDE。変わらずアメリカ興行を続けるのか、どういう位置づけでUFC側がPRIDEアメリカ興行をプロモートしようとするのか。仮に続けるとすればUFCの人気をうまく利用してPRIDEアメリカ大会をプロモート、アメリカPPVをプロモーションすれば、それなりにアメリカでPRIDEも人気が出るのかもしれない。

もしUFC側がアメリカでのPRIDEのイベントをする意味が無いと判断すれば前みたいにPRIDEは日本限定のイベントになるかもしれない。高田が新体制第一弾はアメリカ、PRIDE35になるのではないかと発言してるが、本当に行われるのか。「ライト級GPを最高のイベントにするために、アメリカ大会はいい意味での延期。」でなし崩しにアメリカ大会消滅という流れもありえそうに思える。

しかし新体制一発目がライト級GP(それも階級が残るかすら分からない)で、場所は一万人クラスの名古屋レインボーホール(現日本ガイシスポーツプラザガイシホール)だと当然ライト級の選手中心のイベントで、ワンマッチで出られる枠は最小限(多分ミノワマンくらい)になる。そうなるとライト級以外のPRIDEファイターは9月の埼玉スーパーアリーナ大会まで試合をする場所すら無くなってしまうが。UFC傘下に収まったPRIDEの運営がどうなるか、PRIDEファイターは変わらず戦うことができるか。まずは6月上旬に行われると噂されるアメリカ大会が予定通り実現するかで多少わかるんじゃないかと思う。もし行われたとしてUFCがアメリカでのPRIDEをどうプロモート、マッチメークするかは非常に気になる。