UFC、パンクラスの契約選手(チアゴ・シウバ)を横取りか

http://www.pancrase.co.jp/tour/2007/0530/index.html
http://gbring.com/sokuho/news/2007_04/0423_pancrase_02.htm

シウバ選手は『U.F.C.』と二重契約をしている事が発覚し、事実確認を行ってきましたが最終的に事実であることが判明し、パンクラスはその様な選手とは信頼関係を築けないため交渉を中止致しました。
コンディット選手は3月に『W.E.C.』ウェルター級王座を戴冠し、『W.E.C.』との長期契約を締結したため、交渉を断念致しました。

まずタイトルマッチが決定していたコンディットがUFC傘下のWECと独占契約、結果タイトルマッチ欠場、パンクラス離脱になってしまったが、これは契約してないのに、パンクラスがカードを発表したということだと思うので、非はパンクラスのほうにあると思う。が、パンクラスと契約の残っているチアゴ・シウバと契約してしまったのは、ズッファ社に非があるのではないか?

一番非があるのは契約が残っているのに、よそと契約してしまったシウバのモラルの無さなのだろうけど、シウバとパンクラスの契約が残っているかをしっかり確認していないズッファ社にも非はあるように思える。普通以前参戦していたプロモーションと契約の確認くらいはするものではないのだろうか。パンクラスはシウバを糾弾する声明だけだが。これはリングスと契約が残っているアイブルを引き抜いたDSEと大差ないと思う。

現在UFCはPRIDEを買収し傘下にいれて、帝国ともいえる状況を作りつつあるので、パンクラスもUFCを糾弾するようなことはできないのだろうけど、DSEがアイブル問題でリングスに払ったみたいに莫大な違約金がズッファ社からパンクラスに発生してもおかしくない状況じゃないだろうか。がパンクラスもUFCを敵に回すことはできないし、泣き寝入りに近い状態になるかもしれない。契約の切れた選手を、よりいい条件で引き抜くことと、契約の残っている選手も無理やり引き抜くことは金にものをいわすという意味では大差ないのかもしれないが、さすがに後者は印象が悪い。契約確認のミスということで意図的ではないかもしれないにせよ。