もし本当にＵＦＣ側の意向通り、ＰＲＩＤＥの階級がＵＦＣに統一されれば、一番影響があるのはライト級（７３キロ級）だが、さりげなくウェルター級（８３キロ級）も８４キロ級になることになる。ライト級に比べれば遥かに影響は少ないが、その１キロの差で選手にどう影響があるかを考えると、郷野なんかは、あまり影響は無さそう。ＧＰ覇者三崎は元々８２キロ級で戦っており８３キロで戦う上でパワー不足を感じて肉体改造してたが、１キロリミットが増えるとどうなるか。
前回減量で苦戦した菊田にとっては、１キロでも減量が楽になるのは好材料だろう。前回の試合では８５キロ契約でも苦戦してたが、時間が短かったことも理由にあったので、一度減量を経験したことと、ある程度期間を取れれば８４キロに適応できそうに思う。近藤も８３キロ級で苦戦してるが、近藤にとっても１キロ減量が楽になるのは好材料に思える。松井戦では多少体がたぷつき気味なのに８５，３キロだったので、いつも通りナチュラルな８７キロ弱くらいで調整して、直前の水分抜きをすれば、８４キロならほぼ問題は無さそう。
瀧本は、前回の計量で８１、４キロと大幅にリミットを下回っていた。これだけ下回ってるのを見ると多分特に減量もしないでナチュラルな体重だったんじゃないかと思える。でも瀧本の性格的に７７キロ級ができてもそっちにいくことはしなさそう。一時期８７，８キロだったし、パワー的なことを考えるとそこから絞って８４キロにするほうがベストには思える。外人勢は、特に影響は無さそうだが、しいてあげれば最近ウェルター級だと調子が落ちてる感がある王者ヘンダーソンは、１キロ減量が楽になるのは好材料といえるのかもしれない。
