ゾルト・エルデイ

少し前の話だが、エキサイトマッチゾルド・エルデイという選手の試合をやっていたが、かなり印象に残る試合をしてた。アマチュアの経験が長いためか(五輪銅メダリスト)、ディフェンスの技術に長けていた。主にブロッキング中心だったと思う(ダッキングやスウェーもあったが)。エルデイは常に柔らかく立っていて力みの無い状態を作っていて、ブロックする際もその状態のまま、あるいは少しバックステップしながら、なのでガードだけでなく、相手のパンチを流すようにして威力を殺せてるように見えた。

ブロック中心なので、カウンターパンチの手数も多くはなく解説の人が「攻防分離だ。(別に悪いわけでは無いともいってた)」といっていた。守るときはブロック、攻めるときは着実に顔面とボディへジャブを使い分けてダメージを与えるスタイルの選手だった。総合だとブロックはグローブが小さいので、難しいなんて話だが、柔らかく立って、ガードするだけでなく、ちょっとバックステップで威力を流すようにして殺すディフェンスは応用できるんじゃないかと思う。