秋山ヌルヌル事件の感想

http://gbring.com/sokuho/news/2007_01/0111_k-1.htm

私は秋山は多汗症というのを信じていたほうなのだが、完全に黒どころか、真っ黒クロスケといっていいだろう。悪意は感じられないといってるが、前科がある以上、もうルールの隙間を狙ってやったものだろうとしか思えない。これで秋山にダーティーなイメージがまとわりつくのはしょうがないことだろう。この失格裁定だけでこの問題がきれいさっぱり決着するとは思えないし、今後も尾を引く問題になっていきそう。


まず自分の気になる点は故意か過失かについて。秋山側は故意ではなく過失であることを強調してるが、これは前科がある分さっきも書いたように自分の感想としては、ルールの隙間を狙って(実際はルールに抵触していたが)、やったんじゃないかというのが感想。対戦相手の桜庭の感想はどうなのか。桜庭のコメントから察するに秋山の行為に関して怒り心頭なのは明らか。桜庭は総合のプロ選手としてのキャリアが長いので、秋山が「過失でやってしまった、オイル、ワセリン以外なら体につけても大丈夫だと思った」などという考えも桜庭の常識から考えればありえないくらいの感覚なんじゃないかと思う。ある意味では価値観の相違があった(秋山の過失だという言葉を信じればの話だが)のかもしれない。価値観の相違といっても、桜庭のそれはプロでやった長年のキャリアに基くもの。秋山のは、あくまでアマチュア上がりでプロ経験も2年、そのアマチュアのキャリアもいわくつきのものだが・・・。秋山がつけたものも、汗(水分)と混じれば結果ヌルヌルするものじゃオイルを塗る行為と大差ないと思うし。


そして次に秋山のセコンドが、ルールに気づかなかったとあるが、あくまでボクシング出身のトレーナー山田氏ならわかるが、総合の試合やセコンドの経験も豊富であろう門馬選手が肌に塗る行為が反則と気づかないなんてちょっと考えにくいが・・・。だからといって、テレビカメラの前で堂々と?縫ってたことからセコンドぐるみで故意でやったとも考えにくいか。結論的には秋山の行為は、非難されて当然。そして秋山の行為が故意か過失かは藪の中という所か。故意か過失かに関わらず、プロの総合の試合でシラッと肌に塗りものをできてしまう秋山の感覚はプロ向きではないのかもしれないが。