K-1 WORLD GP 2006 決勝戦予想

<第1試合 ワールドGP準々決勝>
セーム・シュルト(オランダ/正道会館
ジェロム・レ・バンナ(フランス/レ・バンナエクストリームチーム)

ホーストがバンナは映画撮影などもあるからシュルト有利と予想してるように全体的にシュルト予想が多そうか。ただシュルトを応援する側からするとバンナの一発はやはり怖い。ホンマンがバンナは1Rを過ぎるとKO率が落ちるといっていたが、確かにそういうところはあると思うので、シュルトは特に1Rはバンナのパンチには十分注意を払って欲しい。長引けば長引くほどシュルトに有利な展開になりそう。シュルト対ブレギーのときと同様バンナはシュルトの懐にいかに潜り込んでパンチを当てられるか。シュルトはそれを裁いてジャブ、前蹴りで距離を取りつつダメージを与えていけるかというところか。シュルトはブレギー戦ではパンチの対応に進歩の跡を見せていたが、今回はブレギー戦以上にパンチに警戒が必要だと思う。バンナはブレギーほどあっさりは倒せないと思うので、シュルトが、一回目のクラウベ戦同様終始攻め続けての判定勝利と予想。


<第2試合 ワールドGP準々決勝>
アーネスト・ホースト(オランダ/チームミスターパーフェクト)
ハリッド“ディ・ファウスト”(ドイツ/ゴールデングローリー)

ディファウストは武蔵に勝利したが、あの日の武蔵の動きは二ヶ月前のクラウベ戦で打たれていたせいか相当鈍かったと思う。ホーストならディファストの動きを封じ込めることができると思う。ただホーストは一回戦で藤本相手に序盤は少し苦戦したことからもコンディションに不安があるというところか。勝敗の鍵はホーストがどれくらい仕上げるかにかかってきそう。予想はホーストがディファウストの攻撃をうまくいなし、ローキックで有効点を稼ぎ判定勝利。


<第3試合 ワールドGP準々決勝>
ルスラン・カラエフ(ロシア/マルプロジム)
グラウベ・フェイトーザ(ブラジル/極真空手

これは隠れた好カードか。スピードと手数のカラエフ対足技、精神力のクラウベといった感じか。ちょっと予想が難しい感じがするがお互い戦った武蔵比較でいうとクラウベが若干上回っている感じか。カラエフの手数、スピードは判定では好印象になりそうとも思うが・・・。蹴りの間合いで終始戦えればクラウベが有利に思うが、カラエフのパンチの手数が生きる展開になればカラエフが有利か。かなり微妙な判定になりカラエフが手数で優位に立ち判定勝利と予想。


<第4試合 ワールドGP準々決勝>
レミー・ボンヤスキー(オランダ/チームボンヤスキー
ステファン“ブリッツ”レコ(ドイツ/ゴールデングローリー)

うーんこれはなんとなくショッパイ試合展開が予想されてしまうが、それを打破する展開に期待。GG戦を見る限りレミーの調子も上がってきた感じがするので、レミーが判定勝利しそうか。ここまで判定予想が多いけど、基本的に私の予想は判定までいくと予想することが多いので気になさらないで下さい。


<ワールドGP準決勝第一試合>
セーム・シュルト(オランダ/正道会館
アーネスト・ホースト(オランダ/チームミスターパーフェクト)

まあシュルトにとってはホーストが相手なら組みし易しの相手だろうと思う。ホーストがどこまで意地を見せられるか的な展開になりそう。シュルトが3R膝蹴りでKO勝利。


<ワールドGP準決勝第二試合>
ルスラン・カラエフ(ロシア/マルプロジム)
レミー・ボンヤスキー(オランダ/チームボンヤスキー

ここでレミーが勝ち上がったらまた再戦になってしまうので、カラエフの頑張り、躍進に期待したい。カラエフが終始手数で優勢に立ち判定勝ち。


K−1ワールドGP2006決勝戦
セーム・シュルト(オランダ/正道会館
ルスラン・カラエフ(ロシア/マルプロジム)

シュルトにとっては向こう側サイドの相手は全員組みし易しに感じるが、パンチの手数、スピードがあるカラエフは唯一てこずりそうな相手か。最終的にはシュルトの独壇場な試合になりそうにも思うが。2R膝でシュルトKO勝利。


総括すると優勝の行方はシュルト対バンナでシュルトが勝つか、負けるかが最も大きなポイントになりそう。もっといえばシュルト対バンナの1RでバンナがKOできるか。それを過ぎればシュルトが優勝する確率が高くなりそうか。もしバンナが勝利すれば一気に優勝の行方は混沌としそう。そういう意味ではK−1全体の盛り上がりを考えるとバンナ勝利のほうがスリリングな展開になりそうか。ただシュルトファン的にはそんな展開をぶち壊し、圧倒的な強さで2連覇を果たして欲しいが・・・。